旧暦の6月晦日に行われる「夏越大祓」は、12月晦日の「年越」に対して「夏越」と呼びます。6月と12月の晦日は夏と秋、冬と春が入れ替わる「物忌みの日」と考えられていました。茅の輪をくぐり、餓れを祓う風習が各地に残っています。これに関連して「水無月」という菓子があります。氷に見立てた三角に切った白外郎に小豆をのせた和菜子です。夏越大祓の日に食べるもので、食べることで邪気を払う意味があります。夏の厄除けには氷を供え、氷を食べる風習があることから、水無月も氷に見立てたものになっています。ところで氷ですが、「かき氷」として平安時代に食べられていたことが、清少納言の『枕草子』にあります。「あてなるもの。削り氷に甘ずら入れて、新しき釜なりに入れたる」とあります。「あてなるもの」とは、雅で上品なものという意味です。「甘ずら」とは蔦の樹液を煮詰めてつくった甘味料のこと。「釜なり」は金属製の器のこと。削った氷に廿ずらをかけて、新しい金属製の器に盛ったものが雅で上品だ、というわけです。日本人は1000年も昔から、夏の暑さをしのぐために「氷」を食べ、かつ涼を楽しんでいたのです。
葬儀と告別式は同じ儀式のように思えますが、実はちょっと意味が違います。葬儀は、故人が成仏するのを祈る儀式で、遺族、近親者などが集まって行われます。一方、告別式は、故人と親交のあった人たちが最後のお別れをする儀式。つまり、友人、知人は告別式に出席するのが一般的です。葬儀・告別式は、時間通りに始まるので、遅刻は厳禁。少なくとも、20分ぐらい前に式場に到着しておくこと。式場に着いたら、受付でお悔やみの言葉を述べ、香典を手渡したら、住所・氏名を記帳します。お通夜に出席してすでに香典を渡している場合、名刺を差し出すか、記帳するだけでかまいません。式場では、大声でしゃべったり、大泣きしたりするのはタブー。静かに故人を偲ぶ気持ちが大切です。
社会に出れば、さまざまな年齢や立場の方と接する機会は多いことでしょう。このような場で、正しい敬語を使いこなせることが大人の女性としてのマナーです。「敬語はニガテ」と敬遠せず、もう一度しっかり復習しておきましょう。敬語には「尊敬語」「謙譲語」「ていねい語」の3種類があります。?ていねい語「本です、話します」など、基本的に「です・ます」で終わる言い方をさします。言葉づかいをていねいにすることで相手に敬意を払う表現です。?尊敬語「お話しになる、ご覧になる」など、相手の動作を高めることで敬意を払う表現です。?謙譲語「申す、拝見」など、自分の動作を低めて、間接的に相手への敬意を払う表現です。しっかりと覚えておきましょう。
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