ビタミン類は、皮膚の健康を保つ上で重要な役割を果たしており、また皮膚に塗っても害になる心配が少ない。こうしたことから、近年、化粧品や医薬部外品の成分としてますます重要視されている。その配合目的は肌荒れのほか、ニキビ肌の改善、フケ、養毛など、様々である。油溶性ビタミンであるビタミンAやビタミンEはクリームに配合しやすい。こうしたクリームは、乾性の皮膚、毛孔角化、さめ肌、手荒れ(とくに予防)などのスキンケアに向く。
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いわゆる「シワとり化粧品」に入っているレチノールはビタミンAのことである。ビタミンEは皮膚の血液循環をよくするのが目的である。ビタミンB、ビタミンCなどの水溶性ビタミンはそのままでは皮膚から吸収されないが、最近では多くの脂溶性誘導体が開発されたため、化粧品にも積極的に配合されるようになっている。皮膚の色は人種によってちがっているほか、体の部位による差もある。すなわち露出部は一般に色が黒い。たえず日光にさらされているためで、「日やけ」のあと皮膚が黒くなるのと同じである。そのほか乳首、外陰部は黒く、腹の中央にも、色が濃い1本の線がある。これらは、妊娠すると、とくに色が目立ってくる部位である。また口唇は紅いのは皮膚の色素でなくて、血管の中の血液がすき通ってみえるためである。粘膜面が紅いのと同じである。そのために、例えば眼の粘膜をみて、紅味が足りないと、その人は貧血だといっている。
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