外資系生命保険の新契約高シェアは五年間で二%から一〇%に拡大したが、新契約高は死亡保険金額の指標なので、外資系生命保険が得意としてきた医療保険やがん保険はほとんど反映されない。そこで、やはり一時払いを除く初年度保険料を見ると、保険料シェアは一九九七年三月割の八%から、足元では二〇%近くに達していることがわかる。個人分野で成功している外資系金融機関は少なく、同じ保険でも、損保では外資のシェアが伸び悩んでいる。外資系の証券会社は個人向け証券市場から相次いで撤退しているような有り様だ。そのなかで、外資が二〇%ものシェアを確保したのは生命保険だけだ。外資系生命保険の保険料シェアは五年間で一二%拡大したが、内訳を見ると、やはり国内生命保険の買収による効果が大きい。同時に、アリコジャパンやアメリカンファミリー生命など「老舗」の外資系生命保険が着実に成長していることも挙げられる。新契約高のランキングでは相変わらず大手生命保険が七位を独占し、死亡保障を中心に展開するプルデンシャル生命が一一位、アリコジャパンが二一位に顔を出し、アメリカンファミリーは上位二〇位にも入らない。ところが、一時払いを除く初年度保険料では、アリコジャパンが第五位、アメリカンファミリーが第七位と上位に食い込んでいる。個人向け新契約の世界では新旧交替が着実に進んでいるようだ。
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